●ピーリー=レイス
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オスマントルコ帝国の海軍提督で海洋製図学者。ガリポリの出身で,若いころは叔父の提督ケマル=レイスのもと,地中海で修業をつんでいた。(海賊団に属したともいわれる)。帝国の8代目スルタン,バヤズィド2世時代からオスマン帝国に仕え,船長として多くの海戦で活躍する。10代目スルタン,スレイマン1世の時代にも,艦隊を率いて,数々の戦功をあげた。帝国の勢力が紅海およびペルシア湾にまで及び,最盛期をむかえたのも,彼の功によるところが大きい。しかし,その後,ペルシア湾における海戦で,ポルトガル艦隊と衝突事故をおこし,彼は艦艇損失の罪により処刑された。『キターブ・バフリエ』(海事の書)は,スレイマン1世に対して彼が献上した著書である。コロンブスのアメリカの地図なども参考にされ,東西の知識を集積した,15〜16世紀における良質の海洋学の書物として著名である。