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●ピラミッド

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 古代エジプトの石造方錐形王墓。ギゼー(ギザ)の3大ピラミッドが有名でエジプト文化の象徴となっている。エジプトでは王墓の規模が王権の消長を物語る。第1王朝のカマボコ型のマスタバ墓,第3王朝の階段ピラミッドをへて,第4王朝初めにピラミッドが完成,のち約80基が建造された。3大ピラミッドのなかでもクフ(ケオプス)王のものが最大,建設時の高さは144m,総重量625t,石塊は平均2t半と推定されている。古代の七不思議の一つに数えられ,神がつくったものとか,天文台であったとか,種々の憶測がなされてきたが,墓であることは疑いえない。王の神権的性格とエジプト民族の異常なほどの来世信仰,厚葬の風習の所産である。ピラミッドには本体のほかに,葬祭殿・石廊・河谷神殿などが付属し,これら全体をピラミッド=コンプレックス(複合体)と呼ぶ。ピラミッドとはギリシア人の命名で,エジプト人はメルと呼んでいた。そのすべてが盗掘にあった。