●平福百穂 ひらふくひゃくすい
アジア 日本 AD1877 明治時代
1877〜1933(明治10〜昭和8)大正・昭和期に活躍した日本画家。アララギ派の歌人としても著名。本名貞蔵。画家平福穂庵(ずいあん)の四男で,秋田県出身。京都で川端玉章の門で学び,その後東京美術学校(後の東京芸術大学)に学んだ。卒業後,結城素明らと自然主義を唱える无声(むせい)会を結成し,洋画の摂取,新日本画の創造につとめ,異色ある作品を発表した。晩年には南画の手法を取り入れ,詩情豊かな画境を確立。『押すな押すな』『鴨』『七面鳥』『高原』など数多くの名作を残した。帝展審査員,帝国美術院会員,東京美術学校教授などを歴任,後進の育成もした。また,伊藤左千夫,斎藤茂吉らに師事してアララギ派の歌人としても業績を残し,歌集に『寒竹』などがある。