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●平泉澄 ひらいずみきよし

アジア 日本 AD1895 明治時代

 1895〜1984(明治28〜昭和59)近代の国史学者。福井県に生まれる。東京帝国大学文学部国史学科の卒業。1923年(大正12)東大講師・助教授をへて1935年東大教授となる。日本中世史を講じ,社会経済史的方法を取り入れながら日本精神史に及ぶ。『中世に於ける社寺と社会との関係』(1926,至文堂)『中世に於ける精神生活』を書いて登場,アジール論を提唱する。座論争で官座説を提唱,さらに中世における思想史研究で闇黒打破する力が近世にあるとの見解を打破する。その後ヨーロッパ留学,史的唯物論批判・進歩史観批判を確立し,歴史の真を追求している。これが皇国史観として成立する過程で『国史学の真髄』『建武中興の本義』『武士道の復活』『万物流転』『闇斎と日本精神』『伝統』『国史の眼目』『天兵に敵なし』を著述し,讖緯説末法思想・唯物思想を三害としている。朱光会をつくったが,敗戦とともに辞職,その後も著述活動につとめ,西行や芭蕉の悌を求めたり『少年日本史』などを書いている。