●標本 ひょうほん
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経済的・時間的理由などから,情報を得たい対象全体(母集団)を調査,測定する代わりに,その一部を抽出して,実際にはこれについて調査・測定することが多い。このような抽出対象の組を標本という。抽出の仕方にはいろいろあるが,いずれも標本は母集団を忠実に代表するものでなければならない。母集団の構成が均質な場合は無作為抽出法による。異質な場合は,母集団を均質な集団に層別化する心要がある。そのためには比例抽出法がよい。各層の母集団の大きさに比例した大きさの標本を抽出するのである。各層の母集団標準偏差が既知で異なる場合は,それらを加味した比率で抽出を行う。標本の大きさは,通常30以上が望ましい。母集団が正規分布をしていて,標準偏差が既知であれば,任意の信頼度で母数(たとえば母平均)の推定ができるための必要最小限の標本の大きさを決めることができる。