●兵部省 ひょうぶしょう
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[1]律令国家体制における八省の一つ。内外の武官の人事の一般および軍事一般を掌り,兵馬・造兵・鼓吹(くすい)・主船・主鷹の5司を管理し,卿・大輔・少輔以下4等官を置いた。808年(大同3)には隼人司も兵部省の所属となった。一般人事は名帳・選叙・位記・祿賜・考課を掌り,軍事人事は兵士以上の名帳・朝楽・兵士の派遣・兵器・儀仗・城・烽火を統制した。式部省が内外の文官人事を統轄したことと対照的である。[2]1869年(明治2),官制改革で,従来の軍務官に代わって設置された軍令・軍政を掌る官府で,海・陸軍,郷兵・召募・軍備・兵学校などを管掌したが,同5年2月に廃止されている。これに代わって新しく陸・海軍省の2省が設置されている。政体書にもとづき軍務官が1869年(明治2)7月の官制改革で兵部省になった。卿1・大輔1・少輔1名以下で構成されており,そうしたことからも近代的なものとなり,律令国家のものと性格を異にしている。