●屏風 びょうぶ
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部屋の間切り用に立てるもの。それによって大きな部屋を囲い込むことができる。何双もの物をつらねて立て,当初無地であったが,のちに金銀泥を用い,さらに屏風に絵をかいて,屏風を背にすわるものを飾り立て,屏風絵の豪華絢爛さと相まって権威を示している。そのためか屏風土代のごとき屏風下書がつくられたり,屏風山のごとく家屋敷を防風林で囲んだり,屏風祭りと祇園祭を呼んだような飾り付けが行われている。1574年(天正2),信長が上杉謙信におくった洛中洛外図屏風のごときものは細密な描写で狩野永徳の作品である。また東京芸大所蔵の桧図屏風のごときものも永徳の作品である。その後長谷川等伯の松林図屏風(東京国立博物館)のごとき自然の詩情を伝えるものが少なくない。このような屏風画の全盛時代は桃山より近世初頭であった。
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