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●標準語 ひょうじゅんご

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 全国で現実に使われている共通度の高い言語をもとにして,一国の規範となる言語として正式に制定されるもの。「標準語」に近い術語に「共通語」があるが,共通語が東京語を母体として成立し現実に使われている言語であるのに対して,標準語は人為的に理想的なものとして樹立されるべき言語である。「標準語」という術語が使われはじめた明治時代以来,1945年(昭和20)ごろまでは標準語は共通語と同じ意味で用いられ,両者の区別があいまいであった。近年は両者を区別して使う傾向が強くなっている。標準語の具備すべき条件として,好ましいもの・品格あるもの,理想的な言語生活を可能にするもの,思惟や思想の進展をきたすものなどがあげられている。標準語の認定にあたっては,多数の人々に行われているもの,共通語や国語史からみて筋の正しいもの,明日の国語生活に大いに役立つものを重んずることが必要である。標準語の樹立には,正規の実証的な調査を重ねつつ世論の動向をも把握して総合的な考究を尽くすべきである。