●ピューリタン
ヨーロッパ 英国 AD
イギリスの16世紀に大陸から入ったカルヴァン主義の流れをくむ新教徒。清教徒と訳す。原始キリスト教に立ち帰って純粋な信仰と生活をめざそうとする国教会内部のカルヴィン派が原義。国教徒を最右派にもち,本来のピューリタンたる非国教徒は,国教会の監督制度や典礼儀式など旧教的な残存物の一掃を期す点では同じでも,[1]国教会内部で徐々にこれを行おうとする長老派――おもにジェントリー・商人,[2]国教会からの分離を最優先に考える独立派(会衆派・バプティストが主流)――おもにジェントリー・工場主・手工業者・ヨーマン,に分派する。統一令以降立場は微妙となり,ステュアート朝に入ると経済・政治面でも国王と対立,国王対議会の対決の場に組み込まれピューリタン革命の担い手となる。一方迫害を受けて新大陸にわたったピューリタンは,ニューイングランドなどでタウン建設を進め,アメリカに厳しいピューリタニズムの伝統を残した。