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●百度詣り ひゃくどまいり

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 特定の神仏に百度参詣して祈願すること。百度詣りの文献上の初出は,『永昌記』1110年(天永1)3月18日の条の山城賀茂社への百度詣りであり,だいたい平安末ごろこの習俗が始まったとされている。はじめは貴族など上流階級によって行われていたが,中世以降は一般民衆のあいだにも普及し,個人的に特別な祈願をする場合によく行われた。百度詣りは元来は村の鎮守や霊験あらたかとされた神仏へ毎日百度詣ったが,のちには1日に百度詣る形に略された。これは百社詣りとほぼ同一の信仰心理にもとづく習俗で,たった一度よりも百度も参詣することで,自分の信仰心の篤さや祈願の切実なることを強く訴え,神仏の加護や霊験をより多く得ようとしたのである。社寺の側でも百度詣りを簡便にして貰うために境内や門などに百度石を立て本堂とのあいだを往復参拝できるようにしたり,また数取りのための掛札をかけたりしている。百度詣りは俗に「お百度を踏む」ともいわれている。