●日待 ひまち
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特定の日に1夜を眠らないでお籠り明かす行事である。月の出を待って祭りをする月待行事に対する信仰で,太陽の出るのを待ってするのが本来だが,地方によっては昼間の行事となっている所もある。待の「まち」は「まつり」と同義といわれ,神のそばにあって夜を明かすという意味からきており,おそらく日待と月待は同類の根源から派生した信仰が二つに分かれたものであろう。十干十二支の組み合わせによってできる60種の日のうち,庚申・甲子などの日待は,講組織によっている所が全国各地にみられる。また17日・19日・23日のように,とくに慎まねばならない日を毎月決めて,当番の家に集まり夜を明かす日待もみられる。〔参考文献〕桜井徳太郎『講集団成立過程の研究』1962,吉川弘文館