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●非暴力・不服従 ひぼうりょく・ふふくじゅう

アジア インド AD 

 インドのマハトマ=ガンディーが南アフリカ時代にインド人の地位向上をめざす運動のなかで打ち出し,インド帰国後の反英闘争のなかで積極的に展開した運動方法。別名サティヤグラハ(真理の把持の意)とも呼ばれる。暴力・圧制に対して,暴力を用いずに抵抗する思想で,ヒンドゥー教の不殺生(アヒンサー)の教えにもとづいている。具体的には市民的不服従運動がそのおもな形態であるが,ガンディー自身がその生涯において18回も行った断食もまたこれに含まれる。ガンディーの率いる国民会議派の指導のもとに,1919〜22年に第1回,1930〜34年に第2回の全国的サティヤグラハ運動が展開され,これによってインド独立運動の大衆的基盤が拡大された。ガンディーのやり方に対して,国民会議派内外からの批判もあったが,にもかかわらず,非暴力・不服従運動が独立闘争において果たした役割は絶大であった。