●雛祭り ひなまつり
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3月3日または3月上巳(じょうし)の節供に行われる雛人形の祭り。上巳は3月初めの巳の日をさし,桃の節供ともいった。巳の日は水神祭の日であり,水神の化身または使者であるヘビに昔幼児を人身御供として捧げた故事から,幼児の身代わりに雛人形を川へ献ずるようになったともいう。中国ではこの日に川ばたで身を清め,薬酒を飲んだりして悪気を体から落とすのが本来であった。中国江南のチワン族・ミャオ族・ヤオ族・トン族などは,この日に色つきのおこわを食べ,若い男女の歌垣が盛んに行われる。たとえば貴州省の清水江沿いの施洞というミャオ族の村では.川原で色つきのおこわのおにぎりを食べ,歌垣をする。日本でも農村では3月3日に川のほとりや山・海辺に出て食事をし遊ぶ風がある。今は子供の行事になっているが,かつては若い男女の歌垣を伴ったと思われる。いわゆる内裏雛の雛段は,江戸などの都会で流行したもので,地方の一般の習俗ではなかった。