●一つ目小僧 ひとつめこぞう
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顔のまんなかに目が一つしかない小ぼうず姿の妖怪。ところによっては一つ目小僧のかわりに一つ目入道が出るところもある。また隻脚とする伝承も多い。『綜合日本民俗語彙』は妖怪を山の怪・水の怪・海の怪・雪の怪など10種に分類するが,一つ目小僧は座敷童子(ざしきわらし)などとともに家の怪の一つとする。この一つ目小僧が本拠を離れ,系統を失った昔の小さい神であることをはじめて論証したのは柳田国男で,一つ目小僧の最も基本的な片目については神降臨や出陣の際,誤って松葉や栗のいがなどで眼をついたためと伝承されるが,かつて神の名代として祭祀の犠牲となる者を他と区別して片目にした風習とも関連し,各地に残る片目の魚の伝承とも結びつく。一つ目小僧が出現する時期については2月と12月の8日である「事八日」とするものが多く,家の外に棒を立て,四つ目かごや箕をつるし,目の多いもので撃退する風習もある。