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●土方与志 ひじかたよし

アジア 日本 AD1898 明治時代

 1898〜1959(明治31〜昭和34)演出家。本名久敬(ひさよし)。東京生まれ。伯爵土方久元の孫で,東京大学国文科中退。小山内薫に師事。ドイツ留学ののち,私財を投じて小山内とともに築地小劇場を建設。当時の前衛的なドイツ表現派演劇を手がけ,新劇確立の基礎をつくる。分裂後,丸山定夫・山本安英らと新築地劇団を組織して,社会主義リアリズムを標榜した演劇活動を展開。1932年(昭和7)弾圧により検挙され,翌年家族とともにソヴィエトに移った。1941年(昭和16)帰国後ただちに投獄され,爵位を剥奪された。戦後は舞台芸術学院の指導にあたり,シェークスピア劇の演出,スタニスラフスキー=システムの紹介をはじめ,広範な文化活動を行い,新劇運動再建のために尽した。

〔参考文献〕『演出者の道−土方与志演劇論集』1969,未来社

尾崎宏次・茨木憲『土方与志−ある先駆者の生涯』1961,筑摩書房

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