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●ピサ聖堂 ピサせいどう

ヨーロッパ イタリア共和国 AD 

 イタリアのロマネスク様式の最も代表的建築物。このピサ様式はトスカナ地方だけでなく,サルディーニャ・コルシカ・アプーリアの諸地方の中心都市にも強い影響を与えた。聖堂建築はブスケットにより1063年に開始され,1118年未完成のまま奉献され,13世紀になって完成された。五つの側廊と一つの楕円形ドームからなる“ラテン十字”プランで建てられた。ロンバルド的要素(外側ギャラリー・側廊上のギャラリー)・イスラーム的要素(アーチのセリもとブロック)・アルメニア的要素(菱形装飾の日よけアーケード)が合成されたクラシックスタイルを構成。中の側廊の列柱が初期キリスト教教会堂を偲ばせる。アーケード化されたギャラリーの利用を特徴づける正面はのちにライナルドによってつけ加えられた。なお洗礼堂は1153年ディオティサルヴィに,鐘つき堂(有名な斜塔)は1173年ボナンノにより建造が始まった。