●火消 ひけし
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江戸時代の官民による消防組織のこと。江戸時代の市街地は可燃性木造家屋より成っていたため,しばしば大火災が発生し大きな都市問題であった。幕府は江戸・京都その他でも組織を常備した。江戸・京都の定火消,江戸の大名火消,京都の禁裏御所方火消などがそれで,大名・旗本らにこれを命じた。一方,江戸の町火消は町奉行監督のもと1718年(享保3)に改編,府内民家の消防に従事した。い組・ろ組などに組分けしさらに数組ずつ組合せ1番組より10番組までに組分け,別に本所・深川16組が置かれた。頭取のもとに各小組の頭・纏持・梯子持・平人・人足などの序列があった。その勢力と団結は固く,いわゆる江戸っ子気質を発揮し,その伝統は東京の風物詩として今日もしばしば見聞することができる。大坂では全市5区に分け,区ごとに数番組がありその下に5番手までの人足を揃えた。京都は火元二町四方の町々から4名ずつを出動させ奉行所与力の指揮下においたが1779年以後は奉行所に人足をおいて消防活動に当たった。
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