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●飛脚 ひきゃく

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 書類・金銀・小貨物などを郵送する者をいう。起源は律令制の駅馬にさかのぼり,鎌倉幕府が京都−鎌倉間に早馬の駅制を設けてから利用が盛んになった。室町時代に統一制度が廃れたが,戦国時代代に分国ごとに整備され,江戸時代に入って急速に発達。継飛脚は幕府公用の飛脚で,1590年(天正18)家康の江戸大府に始まり,1763年(宝暦13)の規定によると江戸−京都間を33〜34時(1時は今日の2時間)で急行した。大名飛脚継飛脚に倣ったもので江戸の藩邸と領国を往復した。民間の町飛脚は1615年(元和1)に始まる。1663年(寛文3)三都の商人が幕府の公許を得て発展させ,東海道を6日で走ったため定六(じょうろく)と呼ばれ,翌年からは毎月2の日に3回大坂を発したため三度飛脚と名づけられた。各地にも飛脚問屋が現れ,五街道や主要都市のあいだでひろがり,幕府・諸大名も利用した。1871年(明治4)郵便制度の成立により廃止。

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