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●東久邇内閣 ひがしくにないかく

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 太平洋戦争後最初の内閣。降伏に反対する軍部内の強硬な一部を抑え,国内治安を維持しながら終戦処理も円滑にすすめるためには,皇室の権威に頼るほかないとして,1945年(昭和20)8月16日皇族東久邇宮稔彦王が首相に任命され,翌17日近衛文麿緒方竹虎と協議し組閣を完了,憲政史上前例のない皇族内閣が成立したのである。近衛・緒方両国務大臣のほか,重光葵外相・米内光政海相が内閣の中心であった。〈一億総懺悔(ざんげ)〉をスローガンに,降伏文書の調印・占領軍との交渉・軍の解体・行政機構の平時化などを行ったが,食糧難をはじめとする社会不安に十分対処しきれず,民生の安定には無策であった。10月4日 GHQ が山崎巌内相をはじめとする内務省首脳者の一斉罷免を指令したため,5日,終戦事務が一段落したとして総辞職するにいたる。終戦から占領期への過渡的な内閣としての役割を果たしたのである。