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●ピウス11世 ピウスじゅういっせい

ヨーロッパ イタリア共和国 AD1857 サルデーニャ王国

 1857〜1939 262代教皇(在位1922〜39)。イタリアのデジオに生まれる。アンゴロシウス図書館・ヴァティカン図書館の長,ポーランド教皇庁使節・大司教・枢機卿を歴任し,教皇に選出される。1870年の教皇領没収以来教皇庁はイタリア政府と対立してきたが,1929年ピウスはムッソリーニ政権とラテラノ協定を締結した。この協定によって,教皇庁はイタリアにおける領土権を放棄したが,ヴァティカン市を独立主権国として,またカトリック信仰を国家の唯一の宗教として認めさせた。1931年の回勅「Non abbigmo bisogno」によりファシストによる「カトリック=アクション」弾圧を非難した。1937年の回勅「Mit brenneder Sorge」のなかでナチズムの教会弾圧に抗議し,ヒトラーを反キリスト教的と批判した。ソヴィエトの反宗教キャンペーンに対して回勅「Divini Redemptoris」を1937年に公布し,共産主義を批判した。