●ハンニバル
BC247
前247〜前183 カルタゴの将軍。ハミルカル=パルカスの長男。前237年父にローマに対する敵意を誓ってスペインに渡りハスドルバルの指揮下に従軍する。前221年スペイン全軍の最高指揮官となりスペインにおけるカルタゴの地盤を固める。前219年ローマの同盟都市サグンドゥムを攻囲・陥落させ第二次ポエニ戦争が始まった。前218年4万人近い軍隊と軍象を率いてピレネー山脈を越えローヌ河に達し,さらに前217年有名なアルプス越えを行いイタリア半島に入り各地でローマ軍を破った。前217年にはアペニン山脈を越え,前216年カンネの戦いでローマ軍を包囲し全滅させた。しかし期待していたローマ同盟市のローマからの離反もおこらず,マケドニアからの援軍もローマ海軍にはばまれて来援できず,前207年弟ハスドルバルの軍隊もメタウルス河で全滅するなどしだいに劣勢となった。この間スキピオ(大)がスペインを征服,前203年本国カルタゴを攻略したためハンニバルは急きょカルタゴに帰国する。前203年ザマの戦いでスキピオに大敗し,前201年和平を結ぶ。前197年カルタゴのコンスルに選出され政治の改革を行う。政敵のためにおきたローマの追求を逃がれ,東方のビチュニア王のもとに身を寄せるが,ローマが王にハンニバルの引き渡しを求めてきたため前183年自殺する。