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●ハンダクの戦い ハンダクのたたかい

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 預言者ムハンマドがメッカのクライシュ族と戦った第3番目の本格的な戦い。ハンダクとは塹壕を意味するペルシア語起源のアラビア語。バドルの戦いウフドの戦いでメディナのイスラーム勢力の掃蕩に失敗したメッカのクライシュ族は,メッカ周辺の遊牧民を大挙動員して,アブー=スフヤーンの指揮のもとに約1万の軍勢でメディナに到着した。ウフドの戦いの苦戦を教訓としたムハンマドは,籠城作戦を是とし,あらかじめ郊外の作物の穫り入れを完了していた。

 さらにペルシア人サルマーンの献策を入れ,町の周囲に塹壕(ハンダク)を掘らせ,3,000人の兵で待機した。627年3月31日に戦闘は開始されたが,メッカ軍の騎兵隊は塹壕で市内に突入することができず,小ぜり合いを繰り返すうちに3週間が経過した。戦意を失ったメッカ軍は包囲を解いて退散した。多大の財力と人員を投入して目的を達成することができなかったメッカの威信は失墜し,反対にイスラーム世界におけるメディナの威信は高まった。