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●パン=スラブ主義 パン=スラブしゅぎ

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 スラブ民族の連帯・統合を求める思想・運動。とくに1860年代から1880年代にロシアで展開した。18世紀から19世紀にかけてロマン主義の影響でスラブ文化(言語・文学)に共感をいだくスラブ主義者によって成立,他民族の政治・文化領域でのスラブ民族の自意識を強めた。1848年の革命期にはプラハで最初のスラブ会議が開かれ,チェック人の歴史家パラツキーによって代表されるオーストリア=スラブ主義が頂点に達し,国内でのスラブ人の要求が行われた。1867年には,モスクワで大スラブ会議が開かれた。アクサーコフらロシアのスラブ主義者はクリミア戦争ごろより政治的になり,オーストリア・トルコからのスラブ民族の解放をロシアの力でめざした。おもにロシアの世論を支配して1877年の露土戦争を支え,ロシアの対外拡長・帝国主義的な政策と結びつき,その局面でパン=ゲルマン主義と対立した。