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●パンジャーブ

アジア インド AD 

 インダス川の五つの支流ジェールム・チェナブ・ラビ・ビアース・サトレジの各河川に潤されるインド亜大陸北西部の平原をいう。パンジャーブは5河の意。インド・パキスタン分離の際,西側がパキスタンに,東側がインドに属することになり二分された。全体に雨が少なく北東部の最も降水量に恵まれた地域でも900mm,南西部ではわずか300mmである。しかし,ヒマラヤ山脈から流れ下る雪融け水とそれが運んでくる肥沃な粘土層に支えられてインド・パキスタンの重要な農業地域となっている。イギリス支配時代に完成した灌漑用水路は両国の独立後もいっそう整備され,小麦をはじめ綿花・さとうきびなどが栽培されている。多収量品種の導入・近代技術の採用などで革命的な農業発展をめざした“緑の革命”のインドにおける発祥の地で,先進の機運が感じられる地方である。工業化に対しても積極的で規模は大きくないが羊毛・自転車・肥料・機械・紙・綿織物工業などが盛んである。