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●ハワーリジュ派 ハワーリジュは

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 イスラーム最古の政治・宗教的党派。単数形はハーリジー。657年のシッフィーン戦で,シリア方との和平・調停を不満としてアリーの陣営を去った一団に,その後クーファとバスラから脱出した人々(ハワーリジュ)が合流して党派が形成された。その信条は,有名無実化されてきたコーランの規定の遵守にあった。厳正主義的態度で自派以外の者を無信仰とし,これに対する聖戦を義務とした。658年,ナフラワーン戦でその多くはアリー軍に殺害されたが,ウマイヤ朝期も散発的蜂起を繰り返した。7世紀末,過激派のアズラク派と穏健派のイバード派に分かれ,アッバース朝になって衰退し,今では北アフリカの一部・オマーン・イエメンにイバード派がわずかに残るのみである。彼らによって,イスラーム教徒の罪とは何であり,それは人間の責任であるのかという神学上の大問題が提起された。立派なイスラーム教徒であれば,誰でもカリフとして有資格者であると主張した。