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●ハーロウ

北アメリカ アメリカ合衆国 AD1905 

 1905〜 アメリカの心理学者。リード大学をへてスタンフォード大学に学び,1930年博士号取得。同時にウィスコンシン大学に勤務。1932年同大学霊長類研究所を創設。初期にはサルを使って弁別学習の体系的研究を行い,「学習の構え学び方の学習)」の現象を見出す。この現象は試行錯誤の学習を通して見透し学習が形成される過程と考えられた。また弁別学習過程の説明として誤反応要因説を唱え,弁別学習の成立過程は誤反応要因の消去過程であるとした。この説は学習の一元説と呼ばれ,ハルなどの二元説に対立する。ついで動機づけ論の領域でも重要な仕事をし,飢餓や渇とは違い外的環境から誘発される好奇・探索・操作・接触などの動因が,生得的・一次的なものとして存在することを実験的に示した。後期には,伝染病予防の見地から行われた母仔隔離飼育の心理的影響がきっかけとなって,霊長類の愛情の研究を大規模に行っている。