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●ハレルヤ

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〈汝ら,讃美せよ,ヤハウェを〉が原意。日本聖書協会訳『口語訳聖書』では〈主をほめたたえよ〉。ヘブライ語の動詞ハーラル(誇る)の強意形ヒッレール(讃美する)の命令形ハラルーに,神の名ヤハウェの前半部分ヤハが目的語として連結された形。ハラルーヤハと発音する。

 イスラエルの神の名は,ヘブライ語では YHWH と子音文字で表されるが,[1]母音表記が古典ヘブライ語にはないこと,[2]「出エジプト記」20章の“十戒”のなかの〈みだりに YHWH の名を唱えてはならない。YHWH は,み名をみだりに唱えるものを罰しないでは置かないであろう〉という命令のゆえに,この四文字をアドナイ(主)という語に読み変えたことから,この YHWH が,もともとどう発音されていたのかが忘れられてしまった。このため,近年に至るまでアドナイの母音をそのまま YHWH にあてはめて(エホバ)と読んでいたが,最近では,〈存在する〉という意味の動詞ハーヤーとの関連が明らかにされ,“ヤハウェ”と読まれている。

ハレルヤという語は,『旧約聖書』の詩編のなかで多用され,ことに第146編から第150編の五つの詩編はハレルヤで始まりハレルヤで終わるものであり,「ハレルヤ詩篇」と呼ばれてユダヤ教徒・キリスト教徒に親しまれている。