●パレスチナ
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地中海南東端に臨む地域で,古くはカナーンと呼ばれた。前14〜前13世紀ころイスラエル人(ヘブライ人)が,前12世紀ころペリシテ人が住んでいた。“ペリシテ人の地”という意味からパレスチナと呼ばれるようになった。その後,ペルシア・ローマ・アラブの各民族に征服された。また,11世紀末から13世紀末の間にヨーロッパから十字軍が派遣された。1516年オスマン帝国の支配下に入り,以後約400年間トルコの領土となった。第一次世界大戦中,1915年イギリスはフサイン-マクマホン協定でアラブ人に,1917年バルフォア宣言によってユダヤ人に,それぞれが戦後この地に建国を認める矛盾した政策をとった。このようなイギリスの二重外交の結果,1920年イギリスの委任統治領となったが,この地をめぐってユダヤ人とアラブ人の対立が激化した。第二次世界大戦後,パレスチナ戦争を経てイスラエル共和国とヨルダンに分かれた。