●ハルシャ 曷利沙
アジア インド AD
?〜647,(在位605/6〜646/7)曷利沙代弾那,喜増王,称号尸羅阿送多,戒日王。グプタ朝滅亡後はじめて北部インドに統一国家を形成した。しかし王の死後たちまち統一国家は分裂し小国乱立状態が数世紀続く。首都をカーンヤクブジャ曲女城,羯若鞠闍に置いた。政治的統一と同時に文化的隆盛をもたらした。ハルシャ王はバーナ,マユーラなどの詩人を庇護し学者・文人を集めた。自らも戯曲家として名声を博し,特にプリヤダルシカー・ラトナーヴァリー・ナーガーナンダは名作である。祖先伝来のヒンドゥー教シヴァ派であったが後に仏教徒になった。仏塔・伽藍を建立,僧・仏教学を大切にし庶民に福祉施設を造った。玄奘は,国王治下に訪印し王の好遇を受けている。王の生涯は碑文・貨幣,バーナの『ハルシャ・チャリタ』・『大唐西域記』・『南海寄帰内法伝』などから知られる。