●バルカン戦争 バルカンせんそう
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第一次世界大戦直前にバルカン諸民族の民族主義運動から生じた戦争を言い,1912〜1913年の第一次と1913年の第二次戦争があり,ヨーロッパ列強の利害とからんで第一次世界大戦の前提となった。第一次はギリシア・ブルガリア・セルビア・モンテネグロの四国同盟とトルコとの戦争。トリポリ戦争(イタリア=トルコ戦争)に乗じ,四国同盟が1912年10月17日トルコに宣戦。トルコはイタリアと和して四国と戦ったが敗れ,列強の仲介で1913年5月ロンドン条約を結ぶ。トルコはマケドニア・トラキアの二地方を同盟諸国に譲る。第二次はブルガリアと他のバルカン諸国との戦争。1913年6月29日,第一次戦争で獲得した領土分配をめぐり戦争勃発。セルビアとギリシアがブルガリアを攻めさらにルーマニアとトルコがこれに加わったため,ブルガリアは降伏し8月12日ブカレスト条約を結び領土を割譲して終わる。しかし相互の対立感情は第一次世界大戦まで持ち越された。