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●ハル

北アメリカ アメリカ合衆国 AD1884 

 1884〜1952 アメリカの心理学者。ミシガン大学を卒業後ウィスコンシン大学に移り,1918年ここで学位を得た。1929年エール大学に招かれ1952年に死去するまで勤務。初期には適性検査の研究に従事,次いで催眠・暗示の研究に移ったが,最も知られているのは学習・行動に関する最初の精密科学的研究で,1943年に『行動の原理』として集大成された。ハルは,ダーウィンの著作に影響されて,適応的行動を説明しそれに効果を及ぼす諸変数を理解することをめざした。そのため,条件反射のような単純な学習ともっと複雑な学習との間の橋渡しを行い,体系的な行動理論の確立をはかった。彼の理論構成の方法は仮説演繹法と呼ばれる。理論はいくつかの公準とそれらから演繹されるいくつかの定理とから成り立ち,定理は定量的に行動を予測し得るものなので実験的に検証される。この方法論は後の学習研究に多大の影響を与えた。著書は上記のほか『行動の本質』(1951)・『行動の体系』(1952)。