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●播磨(国) はりま

アジア 日本 AD 

 兵庫県南部の旧国名。山陽道8カ国の東端に位置し,東は摂津,南は瀬戸内海,西は備前・美作(みまさか),北は丹波・但馬・因幡に接する。古くは針間・鴨・明石の三国が置かれたが,大化改新(645)で一国となり12郡に分けられた。国府・国分寺はともに飾磨(しかま)郡内(現在の姫路市)に置かれた。鎌倉時代は梶原景時小山朝政をはじめ北条氏得宗・六波羅探題北方などが守護となり,南北朝以後は一時山名氏が支配したが概ね赤松氏の支配下にあった。その後織田信長に播磨一国を与えられた豊臣秀吉は姫路に築城し,秀吉は木下家定を,徳川家康池田輝政をこの地に封じた。以後頻繁に転封が行われた。幕末には姫路・明石・竜野・赤穂・三日月・安志・林田・小野・三草・山崎の10藩があったが,1871年(明治4)の廃藩置県により10県となり,姫路県・飾磨県を経て1876年(明治9)に兵庫県に合併された。『播磨国風土記』には平安後期とされる書写本(三条西家本)があり,現存する数少ない古風土記として貴重である。