●爬龍船 はーりーせん
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ハーリーとも呼ぶ。中国の屈原の故事から出た行事とも言われる。昔楚の屈原が濁世に生きるより川のなかの魚の腹中に葬られる方が潔いとして,5月5日汨羅(べきら)の河淵に投身した。これを助けようとして船を走らせたが間に合わなかった。せめて飛竜のような船があったらと言って人々は悲しんだ。そこから毎年5月5日爬龍船を浮かべて競舟して屈原を弔ったという。沖縄にもこの競舟があるが,これは那覇に住む長浜大夫が中国のビン※注1※に行き,それを見てこれを行おうとしたとか,三山時代に汪応祖が南京でこれを見て,豊見城下の入江でこれを行わせたとも言う。いずれにせよ旧暦4月28日から5月2日までこの競走が行われ,しだいに各地へ波及し日を異にしながらハーリーレースを楽しんでいる。しかし八重山回りでは船を沖合いに出して,海のかなたから来訪する神,それが携えてきた世(豊作・富貴)を陸上に迎えると称して沖から海岸へ向かって競走すると考えている。これを見るとこの方が祖型かもしれない。とすると模倣説は誤りとなる。
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