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●パーラ朝 パーラちょう

アジア インド AD760 パッラヴァ朝

 760〜1142ころ インドのビハール地方を支配した王朝。ハルシア王以後の混乱期を迎えたベンガル地方には,アッサムやカナウジの勢力の侵略があり,西インドのグルジャラ朝,デカンのラーシュトラクータ朝にも一時的に占領された。この無政府状態を収拾するため選出されたゴーパーラが,パーラ朝の始祖である。彼はクシャトリアでもバラモンでもないが,パーラとは保護者の意味で,“大王の王”と自称した。次王ダルマパーラは父王の事績を継いで領土の拡大に努め,北インドの主役の地位を築いた。その後周囲の諸勢力と争って盛衰を繰り返すが,カラチュリ朝・チョーラ朝などに圧迫され12世紀の終わりまでに史上から姿を消した。パーラ朝は仏教を保護し,ダルマパーラ王のヴィクラマシーラをはじめ多くの僧院が建立され,インド仏教末期を飾るにふさわしい繁栄ぶりで教学も進み,仏教の一大中心地のチベットに仏教使節も派遣された。また芸術も栄え,絵画・彫刻・鋳造なども著しい進歩を見せ,とくにその美術は「パーラ派」と呼ばれている。