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●速水御舟 はやみぎょしゅう

アジア 日本 AD1894 明治時代

 1894〜1935(明治27〜昭和10)日本画家。東京生まれ。旧姓蒔田。本名栄一。松本楓湖の安雅堂画塾に学ぶ。巽画会・紅児会に加わり今村紫紅らと赤耀会を組織した。再興日本美術院に参加した。初め,大和絵風あるいは琳派風の作品を描くが,日本美術院参加後,紫紅の南画風の絵をさらに発展させ南画的な作品を描いた。次に写実に転じ,構成的・装飾的な画風へと変化した。彼はつねに新しいものを模索し,革新的な画風を創造して画壇に新風をおこし大きな影響を与えた。初期には『洛外六題』など新南画風の作品,『京の舞妓』では写実表現を志し,『炎舞』『樹木』では幻想的な象徴主義の画風を表現した。そして『翠苔緑芝』『名樹散椿』において,琳派の装飾的画風を近代的構成力でまとめあげ,写実・象徴・装飾の三方向が統一された彼の芸術の到達点を見ることができる。しかし,1935年(昭和10)42歳で激しい変貌の画家も病没した。

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