●バーミンガム
ヨーロッパ 英国 AD
人口103万3,000人(1979)のイギリス第二の鉄鋼業・金属工業を中心とした重工業都市。産業革命期にはブラックカントリーの工業発展の原動力となった。11世紀には羊毛・織物などの交易の地方中心にすぎなかったが,1166年には市場特許が与えられ,15世紀後半にはコベントリーに次ぐワービックシャー第二の市場町に成長した。このころからナイフ・刀剣など金属工業がおこり,18世紀後半より産業革命の進行とともに鉄鋼業が加わり世界的重工業都市となった。これには周辺に良質の炭田と鉄鉱産地に恵まれたこと,運河によってテムズ・セヴァーン・トレントの諸河川を結んで北海・大西洋と通じたこと,イングランドの鉄道網の中心に位置したことのほか,ギルドの制約がなかったこと,スチームエンジンの発明家ワット,その改良を行ったマードックのこの地での活動,ボールトンのソーホー製造所の設立も一因となったと言われている。