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●ハムダーン=カルマト

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 ?〜899ころ クーファ周辺のサワードで活動したカルマト派の指導者。はじめイスマーイール派に属し,サワードにおける同派の活動家(ダーイー)であった。同派の中心人物フサインの死後,彼は義兄弟のアブダーンとともに同派の運動を指導し,その勢威は急激に各地に拡大し多くの農民と遊牧民が同派に加入した。890年ころ,クーファ近郊に要塞として“移住の家”を建設し,ここを根拠地としてアッバース朝体制に対抗した。899年ころ,主流派で後のファーティマ朝のカリフ,マフディーが,運動をイスマーイール派8代イマーム,ムハンマドから切り離そうとすることに反対して,独自の運動を展開したが間もなく消息を絶った。この時彼を支持し活動を共にした人々がカルマト派と呼ばれることになった。同派の共同体は一種の共産主義的制度で運営され,各人はすべて租税負担を負いその5分の1はやがて現れるマフディーのために備蓄され,残りは共同体の諸経費に充てられていた。