●パペエテ
ヨーロッパ フランス共和国 AD
タヒチ島北部の町で,フランス領ポリネシアの首都。タヒチ語でパペは“水”,エテは“籠”を意味するが,地名の由来は政庁裏に昔から湧水池があることによる。1875年に建てられたカトリックの礼拝堂を中心に,市西部にはフランス本国からの高等弁務官官邸や内閣に相当する政府評議会,国会にあたる領域議会,高等裁判所などの自治政府関係官公署,ラジオ局・テレビ局・中央郵便局・電信電話局などの通信施設,フランス憲兵隊・警察署などが並ぶ。市はまた中国系住民による商業活動の中心で,貿易商や中小雑貨店も多い。港は貿易・観光・漁業・軍事に供され活気を呈している。空港は1961年,西方郊外5kmのファアア区にファアア空港として開設され,1984年現在,週五十便余の国際線発着があるほか,領域内諸島への便が頻発している。フランス領ポリネシアの人口の半数以上にあたる8万人が市および近郊に集中し,住宅難や交通ラッシュ・物価高騰など難問が山積されている。