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●バベルの塔 バベルのとう

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 バビロンの大聖塔(ジッグラト)から思いついたイスラエルの伝承(『旧約聖書』創世紀第11章)。かつて全地のことばは一つであった。そこで人々は天まで届く大塔を建て自分達の名を揚げようとした。エホバ(ヤハウェ)は天からこれを見て,「人間はすでにこうした事をはじめた。今止めさせないと連中は何をしでかすか分からない。よし,私が降りて行って人間共のことばを乱してくれよう。」。こうしてお互いにことばが通じなくなった人間は町と塔を建てる事を中止し,全地に散らばって行った。そこでその町の名はバベル(ヘブライ語で“乱れ”)と呼ばれる。バビロンはギリシア人の呼び名で,バビロニア・アッシリア人は「バーブ=イリ(神の門)」と呼んだ。これは一種の民衆語源学でバベルを説明し,またその背景にはバビロンの大聖塔と,当時の国際都市,数十の民族と言語とが集まったバビロンがあったと思われる。