●バブーフ
ヨーロッパ フランス共和国 AD1760 フランス王国
1760〜1797 フランスの革命家・共産主義者。サン=カンタンに生まれ,貧困のうちに成長して,1784年ロアの土地台帳監査官となり封建制の悪弊を知る。ルソー・マブリ・モレリーの影響下,革命思想を信奉し,共産主義者となる。フランス革命勃発後,ソンムの行政官,パリ市および共和国の食糧委員会の役員となり,ジャコバンの極左派とともにロベスピエールに反対したが,ブルジョワ派ににらまれ1795年反逆罪で逮捕,投獄。獄中でブオナロッティらと知り合い,革命戦術と陰謀の理念を獲得。釈放後,ジャコバンの残党と秘密団体「平等者の会」を組織し,軍隊・警察・民衆を蜂起に導き総裁政府を打倒して,人民独裁による私有財産の廃止,平等者の理想社会を建設しようとする陰謀を企てたが,武装蜂起直前の1796年5月27日逮捕され,翌年処刑前に自殺した。著書にトマスの編集した『平等者綱領』(1866)がある。