●バビロン捕囚 バビロンほしゅう
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アッシリア滅亡後の四国対立時代のオリエントで,最強を誇った新バビロニアのネブカドネザル2世(在位前604〜前562)が,イスラエルの南王国ユダを滅ぼしその住民をバビロンに強制移住させた事件。ユダ国王エホヤキムは,初め新バビロニアに隷属したがのち親エジプト策に転換したため,ネブカドネザル軍の攻撃を受けイェルサレムは占領された。新国王エコニアをはじめ貴族階級・鍛治屋・工匠・女官など1万人がバビロンに拉致された(前597)。その後ユダは再びエジプトと同盟して反撃に転じたが失敗し,イェルサレムは完全に破壊され,国王ゼデキヤは捕えられ両眼をえぐられた(前586)。ユダ王国は滅び,住民の大半が捕虜としてバビロニアに連行された。彼らは,新バビロニアを征服したペルシアのキロス王によって解放された(前538)が,捕囚民の多くが帰還するには1世紀を要した。また国家の再建は認められず代わりに教団が成立した。