●破風 はふ
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屋根の妻側の三角形になった窓の称で,薄風・博風などとも書く。この部分は風が最も強く当たることもあって破風の字が当てられたと思われるが,東北から北陸の民家ではこれをハッポーとかハホーと呼ぶところがある。草ぶきの民家では入母屋破風が主であるが,瓦屋根や檜皮葺きの社寺では,照り破風・むくり破風・すぐ破風・流れ破風・唐破風・千鳥破風・切り破風・入母屋破風・すがる破風など各種のものがある。
民家の場合,この破風造りは,形がよいこともあってほとんど全国に見ることができる。実用上からもいろりの煙を排出できる便があり,明かりとりにも使われることがある。ただ構造が複雑になるために費用もかかるばかりか屋根を弱くする難点がある。
古代埴輪には巨大な破風板のついたものがあり,しかもころび破風と称して破風頭が外に突き出た形のものは,南方諸国原住民の家と共通している。