●バビロニア
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ギリシア語でバビロンの国または地方の意味で,バビロンを中心としたメソポタミア南部の地域をさす。メソポタミア文化を創造したヤペテ人(シュメール人・エラム人を含む)の後アラビア・シリア方面からセム系遊牧民が侵入し,前2000年ごろまでに言語・民族などあらゆる面でセム化が進んだ。バビロンを中心とした一つの世界を示すバビロニアに興亡した主な王朝をあげると,セム系の[1]アッカド王朝,[2]古バビロニア王国があり,この他にインド=ヨーロッパ系民族が侵入して,[3]ヒッタイト・フルリ・カッシート・ミタンニの諸王国を樹立した。さらに,その他,セム系としては,[4]アラム・フェニキア・ヘブライの諸王国,[5]アッシリア王国,[6]四カ国対立時代の新バビロニアなどが興亡し,最終的にはアケメネス朝ペルシアによってバビロニアを含むオリエントは統一され,属州として前1世紀ごろまで繁栄した。