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●花火 はなび

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 火薬と発色剤を調合して筒状のものにつめ,下部から点火して爆音と空中に広がる色彩を楽しみとした勇壮な娯楽として祭りの日などに行われる。花火は室町以前からあったもので,中国の爆竹の風習やわが国で通信として用いられた烽火などは,花火の技術を生み出す要素となっている。現在でも都市を離れた農山村に大きな木製の筒が保存されていて,祭りの日には花火を村共同で楽しむ風習が残っている。夏祭りは川や海の水辺の行事が多いが余興として花火が多く使われる。種類には打上げ花火・仕掛け花火がある。近ごろは技術的にも工夫されて華やかなものが多いので,各地で花火大会などが催されるが,とくに東京両国の川びらきの折の花火は,夏の大きな行事としてまた風物詩として歴史的にも定着している。もうひとつ,線香花火という子供用の小さい花火もある。情緒のある夏の夜の遊びとして郷愁をもつ成人も多いであろう。