●バドリオ
ヨーロッパ イタリア共和国 AD1871 イタリア王国
1871〜1956 ファシズムに協力しながらもその狂暴化の阻止に努めたイタリア軍人。アレキサンドリアに生まれ,第一次世界大戦に参加して大将に昇進し参謀本部次長に就任した。1922年のムッソリーニのローマ進軍に反対したためブラジル大使に左遷されたが,のちファシズム支持に転向したため帰国し1926年元帥となった。その後リビア総督や参謀総長を歴任し,エチオピア戦争では途中からデ=ボーノ将軍を継いで総司令官を務めたが,第二次世界大戦への参加に対しては準備不足から反対して参謀総長を辞任した。第二次世界大戦中はイタリア軍の総指揮をとったが,1943年のムッソリーニ失脚後国王によって首相に任命され,同年9月連合軍との休戦条約に調印しさらに同年10月逆にナチス=ドイツに宣戦した。その後4回組閣し,第二次世界大戦末期の1944年6月ボノミ指導下に挙国一致内閣が成立すると一切の公職から引退した。