●初詣で はつもうで
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新年に初めて社寺に参詣すること。初参りともいい自分の住む土地の氏神(産土神・鎮守様)に詣でるのが本義であるが,今は著名な社寺,それもその年の恵方に当たる社寺へ詣でることが多い。正月は死穢と関係することを忌避し葬式寺との関係は遠慮するが,祈祷寺院へは現世利益の観点から初詣でが行われる。古くは1日の境は夜の始まる時刻と考えられ,年のはじめは今の大晦日の日暮れであった。大晦日の夜の食事が年取りの膳であり,これで一つ年を重ねた人々が家々で静かにこもり明かすのが正月祭であった。そして一家の主人が氏神の社にこもる習わしも古くからあったが,夜の12時が年の境と考えられるようになってから,現在のような元日の初詣での風習が生じたものだと言われている。〔参考文献〕民俗学研究所編『年中行事図説』1980,岩崎美術社