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●八省 はっしょう

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古代日本の律令制における中央行政組織。いわゆる二官八省の制のなかの八省のことで,神祇官・太政官とある二官のうち,行政の最高機関である太政官に所属し左右弁官局に分管されていた。左弁官局には中務(なかつかさ)・式部・治部・民部の四省が,右弁官局には兵部・刑部(ぎょうぶ)・大蔵・宮内の四省がそれぞれ置かれた。各省のもとには,職(しき)・寮・司(し)といった役所が所属し,行政事務を分担した。各省の長官がすなわち卿(かみ)で,そのもとで各省の役人が次のような職務を担当したのである。中務省−詔書の作成その他

式部省−文官の人事,朝廷の儀式

治部省−貴族・僧侶の身分

民部省−民政一般(戸籍・租税)

兵部省−武官の人事,国防

刑部省−刑罰

大蔵省−中央政府の財政

宮内省−宮中の財政その他