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大洋州 ニュージーランド AD1880 

 1880〜1951 民族学者,長らくハワイのビショップ博物館理事をつとめた。父はアイルランド人,母はマオリ人で,ニュージーランド北島のタラナキで生まれ,名をテ=ランギ=ヒロアといった。1898年,テ=アウテ=カレッジを卒業,1910年,ニュージーランド大学から医師免状を得た。第一次世界大戦では,マオリ戦闘部隊の副指揮官兼医官としてヨーロッパ戦線に従軍。帰国して,1919〜27年マオリ衛生指導官となるが,ビショップ博物館で民族学者の道を選んだ。1936年,理事となり終生その職にあった。そのあいだエール大学教授にもついた。ポリネシアの歴史・伝説・習慣・社会組織について幅広い研究に携わり,ポリネシア人と交わっての野外調査を喜びとした。著作は多いが,『旭日のヴァイキング』(1938)は,ポリネシア人の航海・移民を語る名著。最後の専門的著述『ハワイの工芸』(1957)は死後出版された。