●二十日正月 はつかしょうがつ
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1月20日のこと。この日をもって正月も終わりだとする伝承が全国各地にみられる。西日本では骨正月・骨ザラエ正月という所が多く,いよいよ年魚も食べ終わり,残った頭・骨・アラを大根などといっしょに煮て食べ,正月を祝い納める。富山・石川県各地では,乞食が正月の残り物をもらい歩いたので乞食正月といっていた。東日本各地と佐賀・長崎県の一部ではエビス講といい,10月20日に戻って家にいたエビス神が稼ぎに出かける日だとして,魚や蕎麦などを供えて祝う。正月棚をはずす,鏡餅を下ろすという所もある。東日本各地で繭玉・餅花はこの日の風をあてる前にもげ(とれ)といっているのは,小正月終了を意識したものであろう。このほか正月終いの伝承分布は広くバリエーションがみられるので,かつてこの日が重い折り目であったことがわかる。また,中国地方では麦作予祝の呪術をする風があるし,灸すえや厄払いをする所も全国に点在している。