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●初外出 はつがいしゅつ

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 生児が初めて外に出るのは宮参りのときや,ヒアケヨビなどといって親戚の家に招かれていくときが多いが,それ以前に生児を外に連れ出すところも多い。初外出をする日は7日目が多く,種々の儀礼を伴う。関東地方およびその周辺地域では,セッチンマイリ,シチヤマイリなどと呼んで便所にお参りする。群馬県碓井郡では姑が生児を抱き,炒った大豆をもち,自宅の便所と両隣の家の便所へお参りする。まだ陽にあたってはいけないからと,生児の頭に手拭・オムツ・箕などをかぶせていくところもある。このほか和歌山県伊都郡では,7日目に生児を抱いて流れ川の水を汲みに行く。途中親戚に立ち寄って餅つきのまねをし,帰宅後,汲んできた水で産室を清める。また鹿児島県大島郡では,名付けの祝いに先立って,来客のなかの年長の女性に生児を抱いて表庭に出てもらう。これをトンデリ(戸出)という。奄美大島,沖縄などでは,イダシハジメ,カハオリといって7日目に初めて陽の目を見せる儀式を行う。このほか火の神・水の神などにお参りし,生児の無事な成長を願う例は全国的に見られる。